雑誌でのマウスピース・レビュー記事に御用心
管楽器専門誌で時々サックスのマウスピース試奏特集ってあるじゃん。
読み取り方に気を付けたほうがいいこと多いかも。
けっこうな本数試すじゃん。
色んなリード取っ替え引っ替えしてる場合じゃないって想像できる。
だとしたらそこで語られてる印象は鵜呑みにしないほうがよいだろね。
もちろん取っ替え引っ替えしてくれてる筆者も居るはずだから、全てに於いてではないけど。
サックス吹く人なら体験済と思うけど、リードのブランドのみならず
硬さを変えただけでMPの印象は大きく変わりますよね。
基本的には、自分の今のMPで丁度よく気持ちよいリードで、別のMPも試すもの。
だけど、イマイチと思った時には別タイプのリードで是非とも試すべき。
リードのブランド、タイプによって何が大きく変わるかと言うと
「どんなフェイシングの長さ、形状にフィットするか」
そこだと思うわけ。
フェイシングってのは主に、MPからリードが離れ始める点から先端までのこと。
その長さと形状は様々。
MP作者がどんなリードを使ってテストしてるか、
逆に、リードメーカーはどんなMPを基準に、どんな音色を目指して作ってるか。
それぞれの本領を発揮するには、作者のオモイを想像して試奏するのが理想なんだろね。
ベルグラーセンのテナーなんて、リコーのバスクラのリードが実はジャストフィットと言い切る者も居るわけで。
ともあれ、マウスピースを買おうと思ったらレビュー記事やネットでの話は適当に聞いておいて、
自分で試してなんぼだと思いますよ。
個体差も大きいものだし。
飛行機乗ってでも沢山の在庫のある店か、よい作者の居るところに出向くのが正解なのかと。